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映画「太陽(ティダ)の運命」

「ティダ、それは太陽を意味し、その昔「リーダー」を表す言葉だった」とあります。

映画『太陽(ティダ)の運命』公式サイト
https://tida-unmei.com/

監督の佐古忠彦さんのメッセージには

その8代の知事の中でスポットを当てるのは、第4代知事の大田昌秀と第7代知事の翁長雄志。この国と沖縄をめぐる現代史は、ほとんどこの30年の辺野古の歴史と言っていいが、そこに深く関わっているのが、大田と翁長だ。二人は、人間として、知事として、何を目指し、何と闘い、何に苦悩し、何に挫折し、そして、何を成したのか。沖縄戦という原点を同じくしながら、政治的立場の違いからの相剋。しかし、その果てにあったものは何だったのか。そこにこそ「沖縄」があり、それは、この国のありようをあぶりだす。かつて、番組で10年の時を共にしたジャーナリスト・筑紫哲也さんは「沖縄に行けば、日本がよく見える」と言っていた。

とあります。

本土の保守は米国追従の保守であり、沖縄の保守は沖縄の暮らしをベースにした保守であり、沖縄にとっては、結局のところ、保守も革新も行きつくところ、沖縄の米軍基地からの解放を目指すしかないものと思います。二人の県知事の生き様をドキュメンタリー化した映画で見ごたえがあります。

今、オール沖縄の力が弱っていると聞きます。本土の自民党の息がかかった市長やら、国会、地方議員が増えてきています。また、辺野古基地建設が「粛々と」行われています。更には、軍事基地が南西諸島を中心に全国的に増えてきています。早い話が、いいかげんにせよと言いたいですね。

とにかく、これは、観る価値のある映画の一つと思います。