MIPO

MANABE INTELLECTUAL PROPERTY OFFICE

こんな本があります。

ChatGPTの法律関係における利活用について解説したガイドブックがあります。

https://homutosho.com/products/detail/716444

ChatGPTを使うにあたっては、著作権に係る問題、個人情報・機密情報漏えいの危険性、虚偽情報生成の可能性があることを理解して適切に使うべきということを言われています(29頁)。

そして現状は、アメリカ製の大規模言語モデルでは、日本の法律文書を含め学習がなされていないので、原理的に不正確、不完全なものとなるとのこと。そもそも、生成AIは、学習していないデータが入力された場合でも、それに対して次に続く単語として自然でもっともらしいものを次々出力するが、そのようなモデルによる予測結果には正解との誤差がつきものであるということです(153頁)。

そもそも、裁判の判決などは、果たして唯一の「正解」があるのかということ自体が大きな重要問題であるということです(154頁)。

ということは、極めて便利なChatGPTであるが、回答自体が正しいかどうか判断できる、或いはその回答を確認するサーチ能力をユーザーは要します。更に言えば、ユーザーは、もっともっと勉強する必要に迫られるということですね(笑)。

はい、いずれにしても、優秀な所員(あるいは遊び相手)が20ドル/月で雇えたという理解をして、あらゆる面で使い倒そうと考える次第です。 ちなみに、MIPOでは、MIPO-GPTと命名しております(笑)。