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ロシアの知財制度が変質!?

ロシアの知財制度が根幹から崩れ去ろうとしているようです。

次の文書は、2022年3月6日付のロシア連邦政府の書面らしいです(あいにく、ロシア語は珍紛漢紛=チンプンカンプンです。)

http://publication.pravo.gov.ru/Document/View/0001202203070005?index=0&rangeSize=1
http://publication.pravo.gov.ru/Document/View/0001202203070005?index=1&rangeSize=1

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20220314-russia-allows-patent-theft/

GIGAZINEの記事によれば、「ロシア連邦政府は2022年3月6日付けで、第299法令「発明、実用新案又は意匠を特許権者の許諾を得ずに使用することを決定した場合に支払うべき対価の額を決定する方法及びその支払手続に関する第2項の改正について」を発令しました。この法令により、ロシアの企業は特定の特許を無断で使用しても、損害賠償を請求されることはなくなります。」「対象国は、アメリカ・日本・オーストラリア・ニュージーランド・EU加盟国・韓国・カナダ・モナコ・ノルウェー・ウクライナ・スイスが含まれています。」ということです。

ソ連時代も発明者証とかも導入して、それなりに国際的ハーモナイズを目指していたような気がしますが、今回、もはや総崩れですね。ロシアは、ますます孤立を深めますね。この代償は高くつきそうです (-_-メ)