あなたは、東京五輪の「開催都市契約」をご覧になりましたか？

延期した東京五輪2020を、政府は開催することにこだわっておりますが、そのもとになっている「開催都市契約」がネットの中では話題になっております。

契約書は、だれでも次のサイトで見れます。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局　開催都市契約2020
https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/taikai/hcc/index.html

翻訳文は、80ページ以上の大部なもので、うわさ通り、IOCの一方的な内容でした。むかし、いくつかの米国の企業と契約をしたとき、いずれも、あまりにも一方的な内容であったので、とてもムカついたことがありましたが、それを思い出させてくれました。

日本国はこれを飲むしかなかったのですね～(*_*;　あるいは、今まですべての開催国がこのような一方的な契約をIOCから飲まされ続けてきたんでしょうね。IOCっていったい何様でしょう？

この契約の解除条項は次の66条にあります:

巷でいわれている通り、IOCに、その中止の権限があるようです。また、損害賠償の項目（次の9条など）もあるのですが、IOCに対する補償責任はあっても、開催国や開催都市に対する補償は無いですね。

日本国民の6割とか、7割とかがオリンピックの開催に賛成していないにも拘わらず、いまだに開催する方向で動いているJOC、東京都、そして政府自身は、この先どのようなシナリオを描いているのでしょうか？

昨年からずっと、このオリンピックの開催問題があって、コロナ対策も十分に行われていないこの国の機能不全（この国に住む人々の命と暮らしを優先していない国のあり様）を赤裸々にあぶりだしてくれました。　あああ～　…　出るのはため息ばかりなり　(*´ω｀*)