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弁理士不合格体験記

9月20日に弁理士試験の短答式試験を受験しました。

行政書士だけでは食っていけないという声があるなかで、そもそも、私がずっと歩んできた道は、特許関係ということもあり、その王道資格の弁理士を狙おうと、行政書士に合格したときから考えて、受験勉強をスタートしました。従って、実際の試験勉強期間は、数か月でした。

全科目60問(特許・実用新案20問、意匠10問、商標10問、条約10問、著作権・不正競10問)の65%以上の正解(ただし、それぞれの科目の40%以上正解でないと足切りされる)が合格レベルですが、業者の解答速報を当日夜に確かめた限り、各科目足切りにはあわないレベルでしたのですが、残念ながら総正解数が足らず、やはり不合格でした。あれだけ実務を若い時にやっていた特許・実用新案の正解数が伸びていないのが、響いております。

試験会場では、行政書士試験と比べて若い人が多く、女性もかなり高い比率になっているのではないかと思いました。正確な数字は、試験実施の主催者からそのうち出てくるでしょう。

この種の試験は、やはり、頭が柔らかく、記憶力が高い若い時期にやるべきであろうとつくづく思いますが、「学び」は思い立った時が始め時と考えて、常に挑戦することが必要かと思っています。気力・体力が続く限り、弁理士試験にチャレンジするつもりです(笑)。

しかし、法律の勉強は、覚えることが多すぎて、年々その内容が複雑になり、また従前は×であったのが、今は〇になるなど頻繁になされる法律改正で、ゴチャゴチャしてきます。数学のように公式や定理をマスターすれば、およそ(力まかせで)問題が解けるというのと違い、非常にうっとおしい限りです!