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Amazonはいつも使ってその恩恵にあずかっているんですが… その2

2021年8月8日にこのサイトで、米国アマゾンの労働環境の記事について述べましたが、今度は日本の配達員の厳しい労働環境についての記事がでてました。

朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASQ6F6RCHQ6FULFA030.html

アマゾンジャパンが入るビルの前で横断幕を持つ労働組合関係者

前の晩に頼んだものは最速で翌日指定時間に配達されるというのは、やはり異常ですよね。便利なものや便利なことの裏側に、ロボットが徹夜で働いているなら別に構わないですが、生身の人間が、汗水たらして、休みなく働いて、それに見合った対価を得ることなく、それを日々達成しているというのは、おかしいと思います。

今回の配達員が、アマゾン従業員ではなく、「個人事業主」という立場であるということが、闇の深さを意味します。次の図を参照してください。なんと、アプリ(いわばロボット)が配達員(という人)を働かせています。

資本主義が発展してきたからなのか、資本主義が発展してきたにもかかわらずなのかはともかく、労働に見合った対価を得て、自分の労働の時間(この「労働の時間」も本来の自己実現の時間であってほしいのでありますが)と自分の自由時間とを、自分で自由に設定できないというのは、なんとも、オカシイですね。

「翌日配達」をぽちっと押すことはやめますかね~(^-^;