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電力の出力制限のおかしなこと

あちこちの電力会社で、太陽光と風力の再生可能エネルギー発電事業者を対象に、一時的な発電停止を求めることが行われています。四国電力、東北電力に続いて、2022年4月17日は、中国電力もそのようなことを行うとあります。

共同通信
https://nordot.app/888002316961415168?c=724086615123804160

折角、自然エネルギーで電力が作られるのに、それが使えないということです。この説明は、経産省の自然エネルギー庁のページにあります。

経済産業省 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/grid/08_syuturyokuseigyo.html

需給バランス制約

電力の需給バランスが崩れると、周波数が乱れて、停電が起きるのですって。

そして、次のようなエネルギーミックスの図が掲げられています。

電力需給のイメージ

しかし、まず、この絵で、ベースロード電源として、未だに「原発」を位置付けていること、そして、各地域の電力会社相互の利用可能性の追求がいつまで経っても進んでいないこと、また、蓄電技術を発展させることについて、経産省にやる気がないことが、見て取れます。

雪が降るような寒い日には、電力の使用を抑えるように皆さんに通知を出し、日が照ると電力が生まれすぎるから、太陽光や風力発電は停止するように通知を出すという、なんとも、バカバカしい「政策」ならぬ「愚策」を、国(=経産省)はいつまで続けるのですかね~ ( `ー´)ノ