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「本多-藤嶋効果」って知ってますか?

日経ビジネスに、光触媒の記事が載っております(2021年1月22日)。

日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00109/00104/?P=1

この光触媒は、脱炭素、コロナ対策に使えるということで、人工的に光合成を進めることができます。つまり、光触媒で、水から酸素と水素を作り出すことができるというものです。

記事では、光触媒の作用で、空気を浄化すること(ウイルスー今困っている新型コロナも含む、細菌も分解する)ができることが述べられています。

ところで、この光触媒はWikipediaによれば、「1967年、東京大学大学院の藤嶋は、溶液中で光を当てた二酸化チタン電極から気泡が出ていることを発見。この気泡が酸素であり、もう一方の白金電極から水素が出ていることを確認した。」とあり、半世紀も前に発見されたものでした。しかし、その実用化には、ずいぶん時間がかかってきたようです。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』本多-藤嶋効果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%A4%9A-%E8%97%A4%E5%B6%8B%E5%8A%B9%E6%9E%9C

何れにせよ、水素が効率よく、また環境に負荷をかけずに取り出せるとしたら、新型コロナ退治だけでなく、今後の電源確保に極めて有用だと思います (^_-)-☆ 

優れた技術開発に投資をし、知財を獲得して、新たなビジネスを創造していってほしいものです!!