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あなたは、数学の超難問と言われる「ABC予想」って知ってますか?

2020年4月に京都大の望月新一教授が証明したと発表した数学の難問で、30年以上未解決であった「ABC予想」というのは、問題それ自体の理解は簡単です。

次のようなものです。
『a + b = c を満たす、互いに素な(1以外に共通の約数を持たない)自然数の組 (a, b, c) に対し、積 abc の互いに異なる素因数の積を d=rad (abc) と表す。このとき、任意の ε > 0 に対して、c> d1+ε が成り立つ組 (a, b, c) は有限個しか存在しない。』

参考は次のWikipediaの文献やヨビノリのたくみさんのYouTubeやその参照文献ブログです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ABC%E4%BA%88%E6%83%B3
https://www.youtube.com/watch?v=PIUCfN08p8M
https://tsujimotter.hatenablog.com/en…

具体的には、a=1,b=12とするとc=13 となります。この場合、a,b,cは互いに素(1以外に共通の約数を持たない)で、a=1,b=2×3であるので、d=1×2×3×13=78となり、c=13<78=dで上式は成立しません。

この式が成り立つ例としては、(a,b,c)=(1,8,9) のとき、d=1×2×3=6であり、上式(9=)c> d (=6)で成立します。同様に、(a,b,c)=(1,80, 81), (1, 6560, 6561), つまり、一般項(1, 32-1, 32^n) nは、正の整数の場合では、上式は成立して、結果そのような数は無限に作れます(ε=0の場合)。

しかし、ε=1とすると、c<dが成立する例外はひと組も見つからなくなるということです。

そして、εを1より小さい数にして、0に近づけていった場合でも、高々有限個しか成り立たない(つまり、無限には存在しない)ということーこのことが、ABC予想です!

しかし、天才数学者は、このような漠としてコトが、何で(どうして)証明できるんでしょうかね~(^^;) ...ちなみに望月先生の論文のタイトルは、「宇宙際タイヒミューラー理論(IUT理論)/ Inter-Universal Teichmüller Theory)」ですって。