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割り印で代書罫紙に箔を付け

落語の「代書屋」のお話は、実はもっと長く、「割り印で代書罫紙に箔を付け」といった始まり(川柳)もあるようです。登場人物は、代書屋を除くと、①履歴書の男、②結納受取の男、➂渡航証明の男、④女ごっさんということで、もっぱら登場人物①のお話しか、最近まで知りませんでした。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 代書
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E6%9B%B8

世紀末亭さんの上方落語をテキストでまとめたサイト
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug343.htm

桂米朝「代書」

この落語は、新作落語(とはいっても、今や古典ですが)で、その作者の『4代目米團治本人は、代書人でありながら肝心の公文書作成が苦手であったため、代書業者としては専ら能筆を活かして表彰状や履歴書ばかり手がけ、公文書の依頼は別の代書人に回すかわりに、「ちゃんとした字がいるんやったらあそこへ行きなはれ」とそうした依頼者を紹介してもらっていた』といったエピソードもあるようです(笑)。